宇奈月ブログ

人生の旅人

高校生と 英語民間試験について

高校生と英語民間試験について


近所の懇意にしている家庭で、
最近お爺さんのぐわいが悪い。

寂しいことを察してしばしば高校生の
男子生徒が、学業を終えたらすぐ、
残されおじいさんを気遣って、
立ち寄っているのを見かける。
とにかく優しいのである。

男の子にしたら珍しいな~。
と思っていたら、「おじいちゃん子」
だと聞いた。

なるほどと聞いていると、
最近は、女の子より男の子が優しいと、
聞こえてくる。
なんだか逆転してしまったのか、

信じられん、親せきの子供を観ると、
複雑な心境です。

そんな、かれらの青春真っただ中に、
政府の信じられない「身の丈」発言です。

長年の共通テストでも
「公平な評価が行われたか」が
疑問視されていた。

高校生をもつ「65以上のお年寄り」に、
血の通わない一言がまして「官邸」
から飛び出しました。

教育の理念である
「教育の機会均等公平性」は、

決して経済で分け隔てしてはならないのに、
「言ってはならない言葉」を
教育関係官邸から飛びだしたのは、
これが最善と自信をもって伝えよう
とはき違えたのでしょう。

今回の政府案に賛成をされる人
もおられると思うのですが、
もしで政府案が正論であれば、
マスコミが言葉の解説までして、
追及はしないはず。

そして、心情の判断に欠けていたことから、
抜本的に見直さざる「英語民間試験」
の導入は延期ときまった。

いずれは、民間試験の導入方向に
向かうでしょうが、

新案は「高校生たちを」幸福に導く
理念を含んでいるでしょうか。

一番傷ついているのは「高校生たち」。
選挙権のある高校生は、どう考えるでしょう。
高校生たちの意見を幅広く聞いてみたい。
また官邸指導だけで、国民不在にならぬ様
に望みます。


最後に「教育基本法」の1条を添付します。
第一章 教育の目的及び理念
(教育の目的)
• 第一条 教育は、人格の完成を目指し、
平和で民主的な国家及び社会の形成者として
必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の
育成を期して行われなければならない


最後までお付き合いありがとうございました。


完。
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