宇奈月ブログ

人生の旅人

生活:  理性が納得するのにーーー。

もう一度、感がえてみました。

商品を見て最初に思い込んだ判断と行動を現実的に、

変えることは容易ではなさそうです。

例えば、有るテレビでの放映映像で、起こった

行動の行方に興味深く見たのですが、

あるスーパーで実験が有り、

有名な設計者のスプーンの

格安に販売される広告が打たれ、

男女数十人が集まりました。そのスプーンは、

結構高いものでした。

皆さんが思うも値段よりも高く、

みな見るだけの行動で、

買う人がいませんでした。

そこで実験者は、参加者にスプーンが相当安い事を告げて

今度は古いスプーンに値段を付けずに陳列して、

その値段に近いひとは、スプーンを無償で

渡すとしたのです。

それを見ていた参加者は、次々参加して値段を

販売者に密かに耳元で告げました。

が平均して、初めみた高価なスプーンの半額以下

の値段を告げた人はいませんでした。

すべての人は値段を当てることが

出来ませんでした。

なぜなら此のプーンは半値以下のスプーンだつた

のです。皆さんは薄々「このスプーンはかなり安いのではないか」

と、深層では思ったでしょう。でも実行しませんでした。

販売者に最初、説明を受けて初め思い込んだ判断は、

なかなかチェンジできません。で次の商品説明でも、

最初の思い込みの記憶が頭に残り、「今度のこのスプーンはだいぶん安いな」と

疑問が生じても打ち消す理性は、初めの判断が邪魔をして打ち消す事が

出来ません。なぜ、こんなことになんでしょうか。負の感情の処理で

「このスプーンは高すぎる」と思った時点の理性をひっくり返して

「このスプーンはかなり安いのではないか」

と理性が納得するのに、感情の3倍以上の労力がいると言われてます。

初めの「高いものだ」の感覚がいつまでも残るからです。

私も参加していたら多分、参加者と同じような

行動をしていたでしょうね。


お付き合いいただき有難うございました。


完。